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ペプチド 及び 抗体の取り扱いと保管方法について                       


1.ペプチド の 取り扱い 及び 保存 に関する注意事項

  保存:ペプチドは -20℃で保存し、ご使用の際は、安定性を減らす縮合反応を最小化するために、ゆっくり室温に戻してください。
     また、必要量を取り出した後は、吸湿を避けるため、出来るだけ早く バイアルを再シールしてください。

  溶解:ペプチドを脱イオン水に溶解させてみて、溶けにくい場合は、超音波処理や、下記に示したような溶媒で、一旦 完全に
     溶解させてから、必要な緩衝液を加えて最終濃度に調整してください。

      ・塩基性ペプチド:約 10 %(v/v) 酢酸、 0.1 %(v/v) TFA
      ・酸性ペプチド :1 % アンモニア水
      ・疎水性が高い場合:アセトニトリル(5〜50 %)、イソプロパノール、DMF、DMSO

     ※安定な二次構造のペプチドの場合、尿素、グアニジン等の変性剤を加える必要があります。


  ※その他注意事項:

   1) Cystein (C)、Methionine (M) 及び Tryptophane (W) を含むペプチドは酸化されやすい為、脱酸素溶媒による処理を
     お勧めします。脱酸素水は減圧による脱気、または チッソ、ヘリウム、アルゴンをバブリングさせることで得られます。

   2) Cystein (C) または Methionine (M) を含むペプチドの場合、2量体や環化につながるチオール基の酸化が起こる為、
     塩基性溶媒や DMSO の使用はお控えください。

   3) N末端に Glutamine (Q) を含むペプチドの場合、酸化溶媒では環状ピログルタメートを作りやすくなります。

   4) アセトニトリルや DMSO の濃度は、ペプチドの使用目的に合わせて、適当な濃度まで下げておく必要があります。

   5) 当社の合成ペプチドは、あくまで 研究目的のためのものであり、研究目的以外のご使用に伴う 特許問題等に関しては
     責任を負いかねます。


2.抗体の取り扱い及び保管方法に関する注意事項

  ポリクローナル抗体血清 の取り扱い及び 保管方法

  ポリクローナル抗体は基本的には非常に安定です。抗体血清は、短期間であれば、常温での保存でも問題ありません。
  数ヶ月までの保存は、冷蔵(4℃)での保存をお勧めします。
  細菌のコンタミを防ぐため、0.02 % (w/v) sodium azide 等の保存剤を入れることが有効です。
  長期の保存には、-20℃ 以下の冷凍保存をお勧めします。

  ※抗体活性の低下につながる「凍結融解の繰り返し」を避けるため、冷凍前に、ご使用になる単位での分注をお勧めします。


  抗原固定化アフィニティーカラムによる精製抗体 の取り扱い及び保管方法         

  免疫抗原をセファロース担体に固定化したアフィニティーカラムを用いて精製した抗体は、4℃、0.1M Tris-Glycine (pH 7.8)/
  含 0.02 % sodium azide バッファー条件で、1ヶ月まで保存可能です。
  さらに長期の保存には、精製抗体に同量の 1 % BSA /glycerol (w/v) を加えてください。

  アフィニティー精製カラムは、4℃で保存してください。
  (セファロースは PBS の10倍希釈液とともにチューブに保管してください)


  プロテインAカラム、又は プロテインGビーズカラム による精製抗体 の取り扱い 及び 保管方法
  プロテインAカラム 又は プロテインGカラムを用いて精製した抗体は、上記のポリクローナル抗体血清と同様に、4℃で 数ヶ月、
  -20 ℃ 以下で 長期間保存可能です。


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