DNA RNA の受託合成、プロテオーム受託解析、ペプチド抗体作製
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オリゴ精製方法について

ご注文の際,以下の精製方法を選択することができます。
ご注文の際,精製方法に関して特に指定のない場合は,すべて標準スケールカラム精製品として受注しいたします。

カラム精製      収量:スモールスケール品 1〜5 ODU(1 ODU保証) 標準スケール品 5〜10 ODU(3 ODU保証)
            標準純度 : 約 90%以上 (20 mer,標識なしのオリゴヌクレオチドの場合)

逆相カートリッジカラムを使用して精製いたします。 精製産物を乾固させて お届けいたします。
40meri以内の鎖長の製品はすべて TOF−MSによる質量分析を行い その分析チャートを添付いたします。
TOF−MSによる質量分析が難しい鎖長の製品については PAGEによって 鎖長の確認を行い そのチャートを
添付いたします。
オリゴは 乾燥状態では安定ですが 添付の合成報告書に従って 溶解してお使いください。
      
5'修飾品の中には 5’末端にトリチルが付加されていない場合がありますが その場合 カラム精製を行うことはできません。
又 修飾品等で カラム精製ではその純度が確保しにくいと判断される場合 HPLC又はPAGE精製をお願いすることがあります。

HPLC精製        収量: 1〜3 ODU(1 ODU保証)
              標準純度 : 95%程度 (20 mer,標識なしのオリゴヌクレオチドの場合)

逆相HPLC精製カラムを使用して DNA,RNAを分離精製します。溶出使用溶媒を脱塩処理した上で
精製物のHPLC分析チャートを付けて お届けします。
通常 溶出使用溶媒の脱塩は エタ沈又は透析による処理を行っています。
40meri以内の鎖長の製品はすべて TOF−MSによる質量分析を行い その分析チャートを添付いたします。
TOF−MSによる質量分析が難しい鎖長の製品については PAGEによって 鎖長の確認を行い そのチャートを
添付いたします。  
鎖長50mer以内オリゴの高純度品をご希望の場合は、HPLC精製をおすすめしています。

PAGE精製       収量: 0.2〜1 ODU (0.1 ODU保証) 
              標準純度 : 95%程度 (20 mer,標識なしのオリゴヌクレオチドの場合)

 尿素入りポリアクリルアミドゲルを使用して,目的鎖長のDNA,RNAを分離精製します。
精製物のPAGE分析チャートを付けて お届けします。

特に、51mer以上長鎖オリゴの高純度品をご希望の場合は、PAGE精製をお薦めしています。
但し 修飾品等で PAGEによる分離精製が難しい場合もあります。
その場合 HPLCによる精製に変更させていただくことがあります。

未精製      収量: 10〜30 ODU(10 ODU保証)
           標準純度 : 約 80% (20 mer,標識なしのオリゴヌクレオチドの場合)
  PCR反応によって,遺伝子の増幅をチェックする場合に限って,未精製品のご使用をおすすめします。
未精製品をPCRに用いると,クローニングした遺伝子産物のプライマー領域に,高い頻度(5%以下)で突然変異が発生する危険
があります。遺伝子をクローニングして用いる実験や遺伝子発現を定量化する実験などの、高い精度を必要とする実験への
使用はできません。
お送りしたオリゴにお手元でさらに修飾等を行い、その後 精製する必要がある場合には 未精製品が目的物を最も多く含んでおります。
但し 特殊修飾品や鎖長、配列によっては 純度に関して 変動が予想されることがあります。ご考慮の上、ご活用ください。

上記に表記した収量 純度は、20merの標準的な配列のオリゴヌクレオチドを合成、精製した場合です。
オリゴヌクレオチドの配列、修飾や鎖長によっては、これらの標準収量、純度が確保されないと想定される場合があり 
予め ご了解をいただくことがあります。

DNAオリゴの鎖長と実験目的に応じた精製方法選択の目安

40mer以内
スモールスケール
カラム精製
50mer未満
標準スケール
カラム精製
50mer未満
標準スケール
HPLC精製
50mer未満
標準スケール
PAGE精製
50mer以上75mer未満
標準スケール
カラム精製
50mer以上75mer未満
標準スケール
HPLC精製
50mer以上75mer未満
標準スケール
PAGE精製
75mer以上
標準スケール
HPLC精製
75mer以上
標準スケール
PAGE精製
PCRによる遺伝子増幅
PCRによる遺伝子のクローニング、シーケンシング
変異導入 × ×
2本鎖連結による遺伝子の合成 × ×
アンチセンス
(S-オリゴ)
×

○:適しています。
△:使用できる場合があります。
×:お勧めしません。
−:一般的には使用しません。

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